この記事で分かること

  • 用途(採用/営業/展示会/IR)ごとに、会社紹介動画の構成と尺がどう変わるか
  • そのまま使える構成テンプレート(基本形3〜5分・短尺60〜90秒・展示会ループ版)
  • 制作費用を左右する7つの要素と、限られた予算をどこに配分すべきかの考え方
  • 生成AIで何が変わり、何は実写に任せるべきかの切り分け
  • 実際の制作事例4件

自社のことを説明する機会は、採用面接、商談、展示会、投資家向け説明会と、思っている以上に多くあります。
そのたびに担当者が口頭で説明していると、伝わる内容も伝わる熱量も人によってバラつきます。

会社紹介動画は、その「説明の質」を一定に保ちながら、文字や口頭では伝わりにくい空気感・人・現場までまとめて届けられる手段です。

この記事では、会社紹介動画の活用シーンから構成テンプレート、制作の流れ、費用の考え方、制作会社の選び方までをまとめて解説します。

あわせて、近年急速に実用段階へ入った生成AIによる制作が、従来の映像制作と何がどう違うのかも整理します。

目次
  1. 会社紹介動画とは?活用シーンから逆算して考える
  2. 会社紹介動画のメリットと、3つの制作方法
  3. 伝わる会社紹介動画の構成テンプレート
  4. 制作費用を左右する要素と、その考え方
  5. 制作の流れと、事前に準備しておくもの
  6. 会社紹介動画の事例
  7. まとめ
  8. よくある質問(FAQ)

会社紹介動画とは?活用シーンから逆算して考える

採用・営業・展示会・IRの4画面が並ぶ編集ブースと「使う場面から逆算する」の文字、会社紹介動画の活用シーン

会社紹介動画とは、企業の事業内容・理念・強み・人・社風などを、映像と音でまとめて伝えるための動画です。
「企業PR動画」「コーポレートムービー」と呼ばれることもあります。

重要なのは、「会社紹介動画」という一種類の動画があるわけではないという点です。
誰に見せるかによって、盛り込むべき情報も、適切な尺も、トーンもまったく変わります。まずは使う場面から逆算しましょう。

1. 採用

学生や転職希望者に向けて、事業内容だけでなく「働く人」と「働く場所」を見せる用途です。
会社説明会の冒頭、採用サイトのトップ、求人媒体、SNS広告などで使われます。

社員インタビューやオフィス・現場の様子が主役になり、理念や事業内容はその背景として語られる構成が有効です。

採用向けに特化した動画を検討している方は、採用動画制作とは?効果・種類・作り方と成功のコツ もあわせてご覧ください。

2. 営業・商談

初回商談の冒頭や、提案資料に添える用途です。
担当者による会社説明を短縮し、本題である課題ヒアリングに時間を回せます。

事業領域、実績、他社との違いを短くまとめた構成が向いています。
営業担当のスキルに依存せず、どの案件でも同じ品質で会社説明ができるようになるのが最大の効果です。

3. 展示会・イベント

ブースのモニターでループ再生する用途です。
音声がなくても内容が伝わること、通りすがりの数秒で足を止められることが最優先になります。

テロップ主体、短い尺、冒頭でインパクトのある画を出す──通常の会社紹介動画とはまったく別の設計が必要です。

4. IR・株主向け

事業構造、成長戦略、市場環境などを、投資家に向けて説明する用途です。
数字とロジックが中心になるため、図解やモーショングラフィックスの比重が高くなります。

5. Webサイト・SNS

コーポレートサイトのトップに置く、あるいはSNSで拡散させる用途です。
この場合は「最後まで見てもらう前提」が崩れるため、冒頭数秒での掴みが決定的に重要になります。

まず決めるべきは「どのシーンで使うか」です。
一本ですべてを兼ねようとすると、誰にも刺さらない総花的な動画になりがちです。
予算が限られている場合は、メインの用途を一つ決めて作り、そこから短尺版を切り出す形が現実的です。

会社紹介動画のメリットと、3つの制作方法

実写カメラ・モーショングラフィックス・AI生成を俯瞰で並べた会社紹介動画の3つの制作方法「メリットと3つの制作方法」

メリット

1. 情報量が桁違いに多い

「1分の動画はWebページ3,600ページ分の情報量に相当する」という説がよく引用されますが、数字の正確性はさておき、文字と静止画では伝わらないものが伝わるのは事実です。
オフィスの雰囲気、社員の話し方、現場の規模感などは、動画でしか伝えられません。

2. 説明の品質が均一になる

担当者ごとにバラついていた会社説明が、常に同じ内容・同じ熱量で届きます。属人性の排除は、地味ですが効果の大きいメリットです。

3. 繰り返し使える資産になる

一度作れば、採用・営業・展示会・SNSと横断的に使えます。制作費を一度きりのコストではなく、複数チャネルで回収する資産と捉えると判断しやすくなります。

4. 理解のスピードが速い

特に事業内容が複雑な企業ほど効果が大きく、「口頭で5分かかっていた説明が、動画を見せれば1分で済む」という状況は珍しくありません。

3つの制作方法

種類向いているケース特徴
実写人・現場・製品が主役社員や実際の職場を見せられる。撮影日程・出演者調整が必要
アニメーション/モーショングラフィックス無形サービス、複雑な事業構造目に見えないものを図解できる。撮影不要だが制作工数は大きい
AI生成イメージ映像、コンセプト表現、多言語展開撮影を伴わずに映像を組み立てられる。修正・差し替えが速い

実際の制作では、これらを組み合わせるケースがほとんどです。たとえば「社員インタビューは実写、事業説明はモーショングラフィックス、イメージカットはAI生成」といった構成です。

AI生成の映像は、ここ1〜2年で品質が大きく変わりました。
かつては「AIっぽさ」が目立ち商用に耐えないケースが多かったのですが、現在はイメージカットやコンセプト映像であれば、実写や市販の映像素材と遜色ないレベルまで到達しています。

伝わる会社紹介動画の構成テンプレート

机に3列で並ぶ絵コンテカードを俯瞰した会社紹介動画の構成テンプレート、「構成テンプレート3種」の文字入り

構成は、用途と尺によって組み替えます。ここでは代表的な3パターンを紹介します。

基本形(3〜5分/会社説明会・商談向け)

1. オープニング(〜15秒)
   企業ロゴ、キャッチコピー、印象的なイメージカット

2. 課題提起(20〜30秒)
   社会や業界が抱える課題。「なぜこの会社が必要なのか」の前提

3. 事業紹介(60〜90秒)
   何をしている会社なのか。図解+実写で具体的に

4. 強み・差別化(40〜60秒)
   技術、実績、体制。数字があれば数字で

5. 人・カルチャー(40〜60秒)
   社員インタビュー、オフィス、現場

6. ビジョン(20〜30秒)
   これからどこへ向かうのか

7. クロージング(〜15秒)
   ロゴ、コーポレートサイトURL、問い合わせ導線

短尺版(60〜90秒/Web・SNS・営業添付向け)

1. 掴み(〜5秒)— 結論から。「私たちは〇〇の会社です」
2. 事業(20〜30秒)
3. 強み(20〜30秒)
4. クロージング(〜10秒)

冒頭5秒で離脱するかどうかが決まるため、基本形のような「課題提起から入る」構成は短尺には向きません。
最初に結論を置いてください。

展示会ループ版(30〜60秒/音声なし前提)

1. 大きなテロップで一言(〜5秒)
2. 事業のビジュアル(20〜30秒/テロップ主体)
3. ブース誘導(〜10秒)

音を出せない環境が前提なので、ナレーションに頼らずテロップだけで完結させます。

構成づくりの原則

  • 「言いたいこと」ではなく「相手が知りたいこと」から並べる
  • 抽象語を減らす:「お客様第一」「技術力」だけでは何も伝わりません。具体的なエピソードか数字に置き換える
  • 尺を欲張らない:情報を詰め込むほど、記憶に残るものは減ります

制作費用を左右する要素と、その考え方

天秤に乗る撮影機材とフィルムが制作費の配分を示す、会社紹介動画の「費用を動かす7つの要素」

会社紹介動画の費用は、同じ「3分の動画」でも大きく変動します。
金額の相場だけを見て判断すると実態と合わないため、何が価格を動かしているのかを理解しておくのが近道です。

費用を大きく左右する要素

1. 撮影の有無と規模

撮影が入ると、機材・スタッフ・移動・スケジュール調整のコストが発生します。
撮影日数、ロケーション数、遠方かどうかで大きく変わります。

2. 出演者

社員が出演するのか、プロのモデル・俳優を起用するのかで差が出ます。
プロを起用する場合は、使用期間・使用媒体の範囲も費用に影響します。

3. 表現の作り込み

モーショングラフィックスやCG、3Dの比重が高いほど工数が増えます。
実写であっても、こだわった照明設計やドローン撮影が入れば同様です。

4. ナレーション・音楽

プロのナレーターを起用するか、楽曲をオリジナル制作するか、既存のライブラリから選ぶかで変わります。

5. 尺と本数

尺が長いほど工数は増えますが、比例するわけではありません。
むしろ「本編+短尺版+SNS用縦型」のようにバリエーションを増やす方が、単純な尺の延長よりコストへの影響が大きいことがあります。

6. 修正回数と納期

修正回数を無制限にすると見積もりは膨らみます。
逆に、社内の意思決定者を早期に巻き込み修正を減らせれば、コストは下がります。
短納期対応も加算要因です。

7. 多言語対応

海外向けに展開する場合、字幕だけで済ませるか、ナレーションも吹き替えるかで変わります。

予算の考え方

「一本いくら」ではなく「どこに配分するか」で考えてください。

たとえば同じ予算でも、

  • 撮影を1日に絞り、その分をモーショングラフィックスに回す
  • 出演者をプロにする代わりに、ロケーションは自社オフィスのみにする
  • 本編は作り込み、SNS用の派生バリエーションはAI生成で量産する

といった配分の判断が、最終的な満足度を左右します。

AI活用でナレーション・背景・CGのコストを下げる

音声波形と生成映像が並ぶ編集モニター、会社紹介動画のAI活用を示す「AIでコストを下げる」の文字

生成AIの実用化により、従来はコスト構造上あきらめていた表現が現実的になりました。

ナレーション

AI音声合成の品質は、ナレーション用途では実用レベルに達しています。
特に「原稿の微修正が何度も発生する」ケースでは、そのたびに収録を組み直す必要がなくなり、時間・コストの両面で効きます。
多言語版のナレーションも同様です。

ただし、感情表現が求められるブランドムービーや、企業の顔として声質にこだわりたい場合は、プロのナレーターに軍配が上がります。
用途で使い分けるのが現実的です。

背景・イメージカット

「未来的な都市」「広大な自然」「抽象的なコンセプト映像」といったイメージカットは、従来ストックフッテージの購入かCG制作で対応していました。
AI生成であれば、企業のトーンに合わせたオリジナルのカットを、撮影もCG制作も伴わずに用意できます。

CG・モーション表現

完全にAIだけで完結するわけではありませんが、素材生成やバリエーション出しの工程でAIを組み込むことで、従来かかっていた工数を圧縮できます。

修正・差し替えの速さ

実務上、これが最も大きなメリットかもしれません。
撮影を伴う制作では「やっぱりこのカットを変えたい」に応えるには再撮影が必要ですが、AI生成であれば作り直しのハードルが大幅に下がります。
結果として、限られた期間の中で試行回数を増やせることが、品質そのものを押し上げます。

注意点として、AI生成映像はすべての表現に万能ではありません。
実在する自社の社員・オフィス・製品を見せるべき場面では、実写が圧倒的に優れています。
「AIで作れるところはAIで、実写が必要なところは実写で」という切り分けができる制作会社を選んでください。

制作の流れと、事前に準備しておくもの

ヒアリングから納品まで7段階を結ぶフロー図と準備資料、会社紹介動画の「7ステップの制作フロー」

制作の流れ

1. ヒアリング・目的整理

誰に、何を、どう思ってほしいのか。
使用シーンと配信先。
ここが曖昧なまま進むと、後工程ですべてが揺れます。

2. 企画・構成案

訴求ポイントの整理、構成の設計、尺の決定。
この段階で社内の合意を取っておくことが、後の手戻りを防ぎます。

3. 絵コンテ・シナリオ

カットごとの画とナレーション原稿を固めます。
ここが最大の確認ポイントです。
絵コンテ段階での修正はコストがかかりませんが、完成後の構成変更は大きな追加費用になります。

4. 素材制作(撮影/AI生成/グラフィック制作)

実写であれば撮影、AI生成であれば映像生成、図解であればグラフィック制作。

5. 編集・ナレーション・音楽

素材をつなぎ、テロップ・ナレーション・BGMを乗せます。

6. 確認・修正

初稿を確認し、修正を反映します。
修正回数の上限は事前に契約で確認しておきましょう。

7. 納品

用途に応じたフォーマット(Web用、展示会用、SNS用縦型など)で書き出します。

事前に準備しておくもの

制作会社に相談する前に、以下が揃っていると進行が速くなります。

  • 会社案内・パンフレット、コーポレートサイトのURL
  • ロゴデータ(AI/SVGなど、拡大に耐える形式)
  • ブランドガイドライン(指定カラー、フォント、使用ルール)
  • 既存の写真・映像素材(過去の撮影データ、施工事例、製品写真など)
  • 参考動画(他社でも構いません。「こういう雰囲気にしたい」の共有は言葉より速い)
  • 社内の決裁フロー(誰が最終承認するのか。これが不明確だと修正が無限に増えます)
  • 公開希望日(逆算してスケジュールを組みます)

特に参考動画は、認識のズレを防ぐうえで極めて有効です。
3本ほど挙げ、「どこが良いと感じたか」を一言添えてください。

会社紹介動画の事例

4台のディスプレイに制作実績が並ぶスタジオ壁面、会社紹介動画の事例を示す「実際の制作事例を見る」

事例は「業種」ではなく「何を伝えたかったか」で見ると参考になります。
同業他社の動画をそのまま真似しても、目的が違えば機能しないためです。
ここでは弊社の制作実績から4件をご紹介します。

事例1:株式会社grubio様|会社紹介ブランディング動画

研究開発型の企業が、自社の取り組みと姿勢を伝えるための会社紹介動画です。
ナレーションを含めて生成AIで制作しました。

ポイントは、事業内容の羅列ではなくストーリーテリングで構成したことです。
研究的な知見をベースに、「何をしている会社か」だけでなく「なぜそれに取り組んでいるのか」が伝わるよう、映像全体を設計しました。

事業内容が専門的で、そのまま説明すると難解になりがちな企業ほど、この構成が効きます。
理解のハードルを下げるのは、情報量ではなく順番です。

【grubio】会社紹介ブランディング動画(制作実績ページ)

事例2:インテグリカルチャー株式会社様|周年記念 企業ブランディング動画(Part.1/Part.2)

創業の節目に制作した企業ブランディング動画です。
企画から制作まで生成AIを活用して担当しました。

特徴的なのは、1本にまとめず2本構成にした点です。
伝えたい要素を一本に詰め込むのではなく、Part.1/Part.2に分けてブランド体験を段階的に設計しました。
1本あたり65秒に抑えることで、Web・SNSでの視聴完了率を確保しつつ、全体としては十分な情報量を届けられる構成です。

「言いたいことが多すぎて尺が伸びる」という悩みに対する、ひとつの現実解がこの分割です。
1本を3分にするより、65秒を2本にした方が、それぞれの完視聴率は上がります。
Web・SNSでの活用が前提なら、検討する価値があります。

制作にあたっては、企業が大切にしているブランディングのトーン&マナーを丁寧に汲み取り、意図する世界観を映像へ落とし込むことに時間をかけました。
ブランディング目的の会社紹介動画では、情報の正確さと同じくらい「トーンが合っているか」が成果を左右します。

専門用語や事実関係の扱いに注意が必要な領域では、内容の正しさを担保できる体制かどうかも制作会社選びの基準になります。

【インテグリカルチャー】WebCM 企業ブランディング動画 Part.1
【インテグリカルチャー】WebCM 企業ブランディング動画 Part.2

事例3:老舗企業様|創業者ストーリー型の周年記念映像(詳細非公開)

創業から長い歴史を持つ企業様の、周年記念映像です。全社イベントでの上映を目的に、全編を生成AIで制作しました。

この案件の核は、現存する写真から創業者の若い頃の姿を映像として復元した点にあります。
創業当時の映像素材は残っていない。
かといって俳優を立てた再現ドラマを撮るには、キャスティング・ロケーション・美術のすべてが必要になる。
生成AIは、この「素材が存在しない過去を描く」という要件に対して、現実的な解を出せる技術です。

創業者ストーリー型は、会社紹介動画のなかでも特に効果が長持ちするフォーマットです。
事業内容は数年で変わりますが、創業の原点は変わりません。
一度作れば、周年イベント、採用、取引先への説明、社内の理念浸透と、長期にわたって使い回せる資産になります。

なお、こうした「過去の再現」を伴う制作では、実在の人物の肖像をどこまで、どのように扱うかについて、事前に関係者と合意を取っておくことが不可欠です。
技術的に可能かどうかと、やっていいかどうかは別問題です。

※ 本事例はクライアント様のご意向により、社名・詳細を非公開としています。

事例4:ミソノサービス株式会社様|TVCM

東海地方で放映されたテレビCMを、企画立案から画像生成・映像生成まで一貫して制作しました。
ミソノパートナーズ様と連携した制作体制です。

制作上のポイントは2つあります。

1つは、人物表現の自然さを最優先したこと。
生成AIによる映像は、人が映った瞬間に違和感が出やすい領域です。
テレビCMは視聴者が身構えずに目にするメディアであり、少しの不自然さも「AIっぽい」という印象に直結します。
ここに一番時間をかけました。

もう1つは、ビルなどの建造物演出を生成AIで表現したこと。
従来こうした演出はCGで組むのが一般的で、モデリングからレンダリングまで相応の工数を要します。
本件では生成AIを用いることで、リアリティを保ったまま、この部分の制作プロセスを大きく変えることができました。

前章で触れた「CG・モーション表現のコストを下げる」という話は、まさにこのケースが実例です。
AIの効果が出やすいのは、実写では撮れず、CGでは工数がかかりすぎる領域です。

【ミソノサービス】TVCM(制作実績ページ)

事例から見える共通点

各社に共通しているのは、「事業説明」ではなく「思想」から入っている点です。

会社紹介動画のご相談では「事業内容を網羅したい」というご要望をいただくことが多いのですが、視聴者が最後まで見てくれるかどうかは、冒頭で「この会社は何を大事にしているのか」が伝わるかで決まります。

網羅性はコーポレートサイトに任せ、動画は一点突破に振り切った方が、結果的に記憶に残ります。

もうひとつの共通点は、実写では撮れないものを映像にする必要があったという点です。

抽象的な概念、まだ存在しない未来像、記録の残っていない過去、CGで組むには工数が見合わない建造物演出。
こうした領域は、生成AIとの相性が最も良い部分です。
従来であればCG制作か大規模なロケ撮影でしか実現できなかった表現が、現実的な条件で組めるようになっています。

他の制作実績は 制作実績一覧 にてご覧いただけます。

まとめ

4台中1台だけが灯る編集ブースで用途を絞る重要性を示す、会社紹介動画の「誰に何を伝えるかの設計」

会社紹介動画で最も重要なのは、制作技術でも予算でもなく、「誰に、何を伝えるか」の設計です。

  • まず使用シーンを一つに絞る(採用/営業/展示会/IR)
  • 用途に合った構成テンプレートを選び、尺を欲張らない
  • 費用は「相場」ではなく、何が価格を動かすかで理解する
  • 生成AIは万能ではないが、イメージ映像・ナレーション・多言語対応・修正の速さで大きな効果がある

よくある質問(FAQ)

6枚の質問カードを俯瞰で並べた構図、会社紹介動画に関する「制作前によくある質問」の文字入り

Q1. 会社紹介動画の尺は、どのくらいが適切ですか?

A. 使用シーンによって変わります。
会社説明会や商談の冒頭で流すなら3〜5分、Webサイトのトップや営業メールへの添付なら60〜90秒、展示会のブースでループ再生するなら30〜60秒が目安です。

迷ったら短い方を選んでください。
情報を足せば伝わるわけではなく、むしろ詰め込むほど記憶に残るものは減ります。
どうしても伝えたい要素が多い場合は、1本を長くするより、用途別に複数本へ分ける方が機能します。

Q2. 制作費用はどのくらいかかりますか?

A. 「3分の動画だからいくら」という決まり方はあまりしません。
撮影の有無と規模、出演者、表現の作り込み、ナレーション、納品本数、修正回数、納期、多言語対応といった要素の組み合わせで大きく変わります。

そのため、予算が先に決まっている場合はその金額をお伝えいただく方が話が早いです。 「この予算ならどこに重点を置くべきか」という配分の相談ができるためです。

Q3. 制作期間はどのくらいですか?

A. 構成の確定にどれだけ時間がかかるかで、全体の期間はほぼ決まります。
撮影を伴う場合は日程調整とロケハンが加わるため、その分長くなります。

生成AIを使う場合、素材制作の工程は従来より大幅に短縮できます。
ただし企画・構成の工程は短縮できません。
ここを急ぐと、結局あとで作り直しになります。
公開希望日が決まっている場合は、早い段階でご相談ください。

Q4. 社員が出演しないと作れませんか?

A. いいえ。
社員の出演なしでも制作できます。
事業内容を図解するモーショングラフィックス中心の構成や、生成AIによるイメージ映像を軸にした構成であれば、撮影自体が不要です。

出演の調整がつかない、退職リスクを考えると顔出しは避けたい、といったご相談は実際に多くいただきます。
一方で「働く人を見せること」自体が目的の場合は、実写に軍配が上がります。
目的次第です。

Q5. 一度作った会社紹介動画は、どのくらい使えますか?

A. 内容によります。
具体的な事業内容や数字、拠点情報を盛り込んだ動画は、事実が変わるたびに更新が必要です。
一方、創業の経緯や理念を軸にした動画は、長期にわたって使えます。

長く使いたい場合は、変わりやすい情報を動画に入れすぎないことがコツです。
変動する数字はコーポレートサイトに任せ、動画は変わらない部分に振り切る。
あるいは、更新しやすいようパート分けして構成しておく方法もあります。

Q6. 採用動画と会社紹介動画は、別々に作るべきですか?

理想は別々ですが、予算の都合で1本にまとめるケースも多くあります。
その場合は「会社紹介動画をベースに、採用向けの短尺版を切り出す」形が現実的です。

ただし、採用では「事業内容」より「働く人と環境」への関心が圧倒的に高いため、会社紹介動画をそのまま採用に流用すると響きにくいのも事実です。

採用が主目的であれば、採用動画制作とは?効果・種類・作り方と成功のコツ もあわせてご覧ください。

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監修者:株式会社スムージースタジオ 弘田 朗(ひろた たから)
監修者
株式会社スムージースタジオ
弘田 朗(ひろた たから)
AI動画クリエイター/DXエンジニアとして、広告代理店や事業会社の動画制作・デジタル変革を多数支援。
AIを活用した動画生成やクリエイティブ最適化の実務経験を持ち、スピードと品質を両立させた制作フロー構築を得意とする。特に広告配信におけるABテスト用動画の生成や、ブランド一貫性を担保したAI活用の設計に定評がある。