この記事でわかること
- AI動画制作会社にたのむ全体の流れ
- 相談前に決めておくと失敗しにくいポイント
- 最初の相談で聞かれる内容と、準備しておくべきこと
- 台本・絵のイメージ・試作品で何を確認すべきか
- 直し(修正)をスムーズに終わらせる伝え方
- 納品時にもらうべき動画サイズとデータ
- AI動画制作でよくある失敗と、その防ぎ方
AI動画制作会社に頼むときに大事なのは、「動画を作る」だけじゃなくて、仕事として『安心して進められる』ことです。
- いそがしい時期でも間に合う(スピード)
- ちゃんと見た目が良い(品質)
- いろんな制作(動画・静止画・Webなど)がバラバラにならない(窓口が1つ)
- AIを使っても、あとから「それ大丈夫?」で止まらない(権利・法務の安心)
- たくさん作っても、雰囲気がブレない(ブランドの一貫性)
ここでは、相談 → 制作 → 納品までを説明します。

Table of Contents
- 相談前に決める3つ
- 1)目的:何のための動画?
- 2)使う場所:どこで流す?(サイズが変わる)
- 3)条件:いつまで?何本?予算は?チェックする人は?
- 最初の相談で聞かれること
- 台本と絵のイメージを作る
- 台本(だいほん)=話す言葉/出す文字の文章
- 絵のイメージ=画面のメモ(絵コンテ)
- 試作品で方向を決める
- 直しの出し方で早く終わる
- 早く終わる修正の出し方(この型でOK)
- 納品でもらうもの『サイズとデータ』
- サイズ(画面の形)でよくあるもの
- もらうと安心な納品物
- 失敗しやすいポイント3つ
- 1)目的があいまいで、途中から話が変わる
- 2)窓口がバラバラで、直しが増える
- 3)AIや素材の「使っていいか」確認が後回しで止まる
- Q&A(よくある質問)
- Q1. AI動画制作会社にたのむ全体の流れは?
- Q2. 相談前に決めておくと失敗しにくいことは何ですか?
- Q3. 「目的」はどうやって決めればいいですか?
- Q4. 「使う場所」が決まっていないと、作れませんか?
- Q5. 条件(締切・本数・予算)は、どこまで決めてから相談すべき?
- Q6. 忙しい時期でも間に合わせるコツはありますか?
- Q7. 最初の相談(打ち合わせ)でよく聞かれることは?
- Q8. 台本(だいほん)って何ですか?
- Q9. 絵のイメージ(絵コンテ)って何ですか?
- Q10. テンプレって何ですか?作ると何が良いんですか?
- Q11. 試作品(おためし版)は、なぜ作るんですか?
- Q12. 試作品では何をチェックすればいいですか?
- Q13. 修正をスムーズに終わらせるコツは?
- Q14. 「なんか違う」「もっといい感じに」はダメですか?
- Q15. 納品でもらうべきもの(サイズとデータ)は何ですか?
- Q16. AI動画制作でよくある失敗は何ですか?
相談前に決める3つ
相談の前に、最低限ここだけ決めておくと「見積もりが早い」「直しが減る」になります。
1)目的:何のための動画?
「見た人にどうしてほしいか」を1文で言えると強いです。
例
- 商品やサービスを知ってほしい
- 申し込み・問い合わせを増やしたい
- 新しい発表を分かりやすく伝えたい
- 会社の信頼感を上げたい
- 社内説明を分かりやすくしたい
目的が決まると、長さ・テンポ・言い方が決めやすくなります。
2)使う場所:どこで流す?(サイズが変わる)
- テレビCM
- Webサイト
- YouTube
- 店頭モニター
- 展示会・イベント
- 社内共有
- 広告(Web広告、交通広告、デジタルサイネージなど)
場所で「画面の形」が変わります。
(横長、縦長、正方形…など)
ここがズレると作り直しになりやすいので、先に決めます。
3)条件:いつまで?何本?予算は?チェックする人は?
ここは現場でめちゃくちゃ効きます。
- いつ公開したい?(締切)
- 何本ほしい?(1本だけ/シリーズ/毎月など)
- だいたいの予算(上限でもOK)
- 社内やクライアントで「OKを出す人」は誰?
(途中で見せる回数も決めやすくなります) - 「これはNG」というルールはある?
(言い方・表現・色・ロゴの扱いなど)
コツ:忙しい月と余裕のある月があるなら
「余裕のある月に先に作る」「忙しい月は少なめにする」みたいに、
前倒し/持ち越し(先に作る/次に回す)も相談するとラクになります。

最初の相談で聞かれること
最初の打ち合わせでよく聞かれることは、だいたいこのあたりです。
「答えを用意しておく」と、進み方が一気に早くなります。
- 目的は?(さっきの1文)
- 誰に見せる?(初めての人/詳しい人、年齢層など)
- 長さは?(15秒、30秒、1分、3分…)
- どこで使う?(Web、広告、イベント、社内など)
- 雰囲気は?(まじめ/明るい/高級感/親しみやすい…)
- 参考にしたい動画はある?(好き1本+苦手1本が最強)
- 使える素材はある?(ロゴ、写真、過去のチラシ、文章、商品画像)
- ナレーションは?(声あり/なし、言語が必要か)
- 何回くらい直す想定?(修正回数の目安)

台本と絵のイメージを作る
ここは動画の「設計図」です。
設計図がしっかりしているほど、後の直しが減ります。
台本(だいほん)=話す言葉/出す文字の文章
台本は、ナレーションやテロップの文章です。
分かりやすい型(これだけでOK)
- 最初:何の話かすぐ分かる
- 中:大事なポイントは2〜3個
- 最後:してほしいこと(次に何をするか)
例:
- 最初「○○で困っていませんか?」
- 中「解決できる理由は3つ」
- 最後「詳しくはWebへ/資料を見てください」
絵のイメージ=画面のメモ(絵コンテ)
「どんな画面を出すか」を先に決めます。
- 写真っぽい?イラスト?図解?
- 色は?(明るい/落ち着いた)
- ロゴはどこに置く?
- 文字のルール(大きさ、行数、強調のしかた)
たくさん作る予定がある場合は、ここで「いつも同じ雰囲気になるルール(テンプレ)」も作っておくと最強です。
テンプレがあると、
- 別の動画を増やしても雰囲気がブレにくい
- 作るスピードが上がる
- チェックする人も判断しやすい
という良いことが起きます。

試作品で方向を決める
いきなり全部を完成させるより、まず短い試作品(おためし版)を作ることも多いです。
例:
- 最初の10〜20秒だけ作る
- 1シーンだけ作る
- 声と文字だけ先に決める
試作品でチェックするポイントはこれです。
- 見た目の雰囲気は合ってる?(イメージどおり?)
- テンポはちょうどいい?(早すぎない?)
- 文字は読める?(スマホでも大丈夫?)
- 言い方は大丈夫?(強すぎる、誤解される表現がない?)
- 素材は安全?(使ってOK、似すぎてない、後で問題にならない?)
試作品で「方向OK」になれば、
残りは同じ型で進められるので、全体が速く・安定します。

直しの出し方で早く終わる
直し(修正)は、出し方でスピードが決まります。
『分かりやすい修正』は、制作会社がすぐ動けます。
早く終わる修正の出し方(この型でOK)
- 時間で指定する:0:07、0:18 など
- 結論→理由で短く言う
- まとめて1回で送る(バラバラに送らない)
- 優先度をつける(必ず直す・できれば直す・相談したい)
例:
良い指示
- 「0:12 文字を大きく(スマホだと読みにくい)」
- 「0:25 ロゴを右下に(いつものルールに合わせたい)」
- 「0:40 この言い方は強いので、やわらかくしたい(誤解が怖い)」
NG例
- 「なんか違う」
- 「もっといい感じに」
これだと、何を変えるべきか分からず時間が増えます。

納品でもらうもの『サイズとデータ』
納品は「動画1本もらって終わり」になりがちですが、
仕事ではあとで使い回せるデータも大事です。
サイズ(画面の形)でよくあるもの
- 横長(16:9):YouTube、Webの埋め込みなど
- 縦長(9:16):縦動画枠など
- 正方形(1:1):SNS投稿など
- 少し縦(4:5):フィード向け など
※配信先や掲載先に合わせて複数サイズが必要になることがあります。
もらうと安心な納品物
- 完成動画(mp4が多い)
- 高画質版(必要なら)
- 字幕データ(後で直す・別言語にする時に便利)
- サムネイル画像(表紙)
- 別サイズ版(横・縦など)
- (たくさん作る場合)テンプレ一式
例:テロップの型、ロゴの動きの型、色のルール など - (安心のため)素材メモ
「どの写真・音・AIを使ったか」が分かるメモがあると、後で説明しやすいです。

失敗しやすいポイント3つ
最後に、よくある失敗と、簡単な防ぎ方を3つだけ。
1)目的があいまいで、途中から話が変わる
「とりあえずカッコよく」で始めると、途中で「やっぱり分かりやすく」「やっぱり信頼感」「やっぱり短く」…と変わりやすいです。
防ぎ方:最初に「1文ゴール」を作る。(見た人にどうしてほしいか)
2)窓口がバラバラで、直しが増える
動画はA社、静止画はB社、WebはC社…だと、連絡が増えて、雰囲気もズレやすいです。
防ぎ方:できるだけ窓口を1つに。
「まとめて相談できる体制」だと、管理がラクで早いです。
3)AIや素材の「使っていいか」確認が後回しで止まる
最後の最後で「これ使って大丈夫?」となると、作り直しになります。
防ぎ方:最初に確認する。
- 仕事で使ってOKな素材・AIだけを使う
- 最後に人がチェックする
- 似すぎてないかも確認する(念のため)


Q&A(よくある質問)
Q1. AI動画制作会社にたのむ全体の流れは?
A. だいたい次の順番で進みます。
1)相談(目的・使う場所・条件を共有)
2)見積もり・スケジュール決め
3)台本(文章)と絵のイメージ作り
4)試作品で方向を決める
5)本制作
6)修正
7)納品(動画データを受け取る)
Q2. 相談前に決めておくと失敗しにくいことは何ですか?
A. 最低限、次の3つです。
- 目的:見た人にどうしてほしいか(1文で言えると強い)
- 使う場所:Web/広告/イベント/社内など(サイズが変わる)
- 条件:締切・本数・予算・チェックする人・NGルール
これが決まると、見積もりが早くなり、直しも減りやすいです。
Q3. 「目的」はどうやって決めればいいですか?
A. 「見た人に、次に何をしてほしいか」を1文で考えます。
例:
- 知ってほしい(紹介)
- 申し込み・問い合わせしてほしい
- 発表内容を分かってほしい
- 会社の信頼感を上げたい
- 社内説明を分かりやすくしたい
目的が決まると、長さ・テンポ・言い方が決めやすくなります。
Q4. 「使う場所」が決まっていないと、作れませんか?
A. 作れますが、あとで作り直しになりやすいです。
場所によって画面の形が変わるからです(横長/縦長/正方形など)。
もし迷うなら、相談の時点で
「候補はWebとイベントです」みたいに候補だけでも伝えると安全です。
Q5. 条件(締切・本数・予算)は、どこまで決めてから相談すべき?
A. 完璧じゃなくてOKです。
ただ、次のどれかはあると話が進みます。
- 公開したい日(だいたいでOK)
- ほしい本数(1本/シリーズ/毎月など)
- 予算の上限(上限だけでもOK)
- OKを出す人(社内・クライアントなど)
- NGルール(言い方・色・ロゴの扱いなど)
Q6. 忙しい時期でも間に合わせるコツはありますか?
A. あります。
「忙しい月に全部やる」のではなく、前倒し/持ち越しを相談します。
- 余裕のある月に先に作っておく(前倒し)
- 忙しい月は本数を少なめにして次に回す(持ち越し)
これを最初に決めると、制作が止まりにくくなります。
Q7. 最初の相談(打ち合わせ)でよく聞かれることは?
A. だいたいこの内容です。
- 目的は?(1文で)
- 誰に見せる?(年齢層、初めての人か、詳しい人か)
- 長さは?(15秒/30秒/1分/3分など)
- どこで使う?(Web、広告、イベント、社内など)
- 雰囲気は?(まじめ/明るい/高級感/親しみやすい)
- 参考動画は?(好き1本+苦手1本があると早い)
- 使える素材は?(ロゴ、写真、過去チラシ、商品画像など)
- ナレーションは?(声あり/なし、言語が必要か)
- 修正は何回くらい想定?
Q8. 台本(だいほん)って何ですか?
A. 動画の「文章の設計図」です。
ナレーションで話す言葉や、画面に出す文字(テロップ)を決めます。
分かりやすい型はこれだけでOKです。
- 最初:何の話かすぐ分かる
- 中:大事なポイントは2〜3個
- 最後:してほしいこと(次に何をするか)
Q9. 絵のイメージ(絵コンテ)って何ですか?
A. 「画面に何を出すか」のメモです。
たとえば、こういうことを決めます。
- 写真っぽい?イラスト?図解?
- 色は?(明るい/落ち着いた)
- ロゴはどこに置く?
- 文字のルール(大きさ、行数、強調のしかた)
これを先に決めると、後で「思ってたのと違う」が減ります。
Q10. テンプレって何ですか?作ると何が良いんですか?
A. 「いつも同じ雰囲気になるルール」のことです。
たとえば、テロップの形・ロゴの動き・色の使い方など。
テンプレがあると、
- 動画を増やしても雰囲気がブレにくい
- 作るスピードが上がる
- チェックする人も判断しやすい
という良いことが起きます。
Q11. 試作品(おためし版)は、なぜ作るんですか?
A. 後から大きなやり直しにならないためです。
いきなり全部完成させるより、短い試作品で「方向OK」を先に決めます。
例:
- 最初の10〜20秒だけ
- 1シーンだけ
- 声と文字だけ先に
Q12. 試作品では何をチェックすればいいですか?
A. 次のポイントを見ます。
- 見た目の雰囲気は合ってる?
- テンポはちょうどいい?
- 文字は読める?(スマホでも)
- 言い方は大丈夫?(強すぎない、誤解されない)
- 素材は安全?(使ってOK、似すぎてない、後で困らない)
試作品でOKが出ると、残りは同じ型で作れて速くなります。
Q13. 修正をスムーズに終わらせるコツは?
A. 「分かりやすく、まとめて、優先度つき」で伝えることです。
おすすめの型:
- 時間で指定:0:07、0:18 など
- 結論→理由:短く言う
- まとめて1回:バラバラに送らない
- 優先度:必ず直す/できれば直す/相談したい
Q14. 「なんか違う」「もっといい感じに」はダメですか?
A. できれば避けた方がいいです。
作る側が「何を変えればいいか」分からず、時間が増えるからです。
OKな言い方はこれです:
- 「0:12 文字を大きく(読みにくいから)」
- 「0:40 言い方をやわらかく(誤解が怖い)」
- 「0:25 ロゴ位置を右下に(いつものルールに合わせたい)」
Q15. 納品でもらうべきもの(サイズとデータ)は何ですか?
A. “あとから使い回しやすい”ことを考えて、次をもらうと安心です。
よくあるサイズ(画面の形):
- 横長(16:9)
- 縦長(9:16)
- 正方形(1:1)
- 少し縦(4:5)
※配信先や掲載先に合わせて複数サイズが必要なことがあります。
もらうと安心なデータ:
- 完成動画(mp4が多い)
- 高画質版(必要なら)
- 字幕データ(後で直す・別言語に便利)
- サムネイル画像
- 別サイズ版(横・縦など)
- テンプレ一式(量産するなら)
- 素材メモ(何を使ったかが分かるメモ)
Q16. AI動画制作でよくある失敗は何ですか?
A. よくあるのは次の3つです。
1)目的があいまいで途中から話が変わる
→ 防ぎ方:最初に「1文ゴール」を作る
2)窓口がバラバラで直しが増える
→ 防ぎ方:できるだけ窓口を1つにする
3)AIや素材の確認が後回しで止まる
→ 防ぎ方:最初に「使ってOKな素材・AI」「人のチェック」を確認する
(似すぎてないかの確認も、念のためやると安心です)
弘田 朗(ひろた たから)
AIを活用した動画生成やクリエイティブ最適化の実務経験を持ち、スピードと品質を両立させた制作フロー構築を得意とする。特に広告配信におけるABテスト用動画の生成や、ブランド一貫性を担保したAI活用の設計に定評がある。
