この記事を読んだら分かること
- 動画編集の相場が、尺ごと(1分・3分・5分・10分)に分かる
- 編集内容ごとの料金差(カットのみ〜企画込みまで)が理解できる
- YouTube・SNS・企業動画で相場がどう変わるかが分かる
- フリーランス・制作会社など依頼先ごとの違いが整理できる
- 見積もりの良し悪しや、AI活用でどこまで効率化できるかが分かる
動画編集の見積もりは、ただ「何分の動画か」だけでは決まりません。
実際には、編集だけ頼むのか、企画や構成まで任せるのか、修正を何回入れるのか、素材や音源の権利確認が必要かで金額が大きく変わります。
2026年4月時点の公開情報でも、動画編集費の平均は約13.6万円、中央値は10万円ですが、この数字だけではYouTubeの簡易編集と企業PR動画の編集が同じ箱に入ってしまいます。
この記事では、相場をただ並べるのではなく、「その見積もりで安心して進められるか」まで分かるように整理します。
安い・高いの判断をしやすくするために、尺、依頼内容、媒体、依頼先の順で分けて見ていきます。
目次
- 動画編集の相場早見表
- 【尺別】1分・3分・5分・10分の動画編集相場
- 1分以内の動画
- 3分の動画
- 5分の動画
- 10分の動画
- 【依頼内容別】動画編集の相場
- カット編集のみ
- テロップ・BGM追加
- サムネイル作成
- 企画・構成込み
- 【媒体別】YouTube・SNS・企業動画の編集相場
- YouTube
- SNS
- 企業動画
- 【依頼先別】フリーランス・制作会社・編集代行サービスの相場
- フリーランス
- 制作会社
- 編集代行サービス
- 動画編集の相場が変わる5つの要因
- 素材尺
- 編集の複雑さ
- 修正回数
- 納期
- 素材・権利処理の有無
- 相場より高い・安い見積もりの見分け方
- AI活用で編集工数をどこまで減らせるか
- まとめ
- よくあるQ&A
- Q1. YouTube動画編集の相場はいくら?
- Q2. 3分動画の編集費はいくら?
- Q3. 安すぎる見積もりは大丈夫?
動画編集の相場早見表

まずは全体像です。
下の表は、撮影なしの編集中心を基準にした目安です。
| 項目 | 相場の目安 |
|---|---|
| 1分以内の動画編集 | 5,000円〜50,000円 |
| 3分の動画編集 | 10,000円〜80,000円 |
| 5分の動画編集 | 30,000円〜100,000円 |
| 10分の動画編集 | 50,000円〜150,000円 |
| 編集のみ | 3,000円〜50,000円/本 |
| 企画・構成込み | 50,000円〜300,000円/本 |
| YouTube編集 | 5,000円〜30,000円/本 |
| 企業動画の編集 | 100,000円〜500,000円 |
※上の表は、ムビサクの尺別・依頼内容別の相場、LumiiのYouTube尺別相場、LancersのYouTube編集相場、VideoWorksの企業向け動画相場をもとに整理した目安です。企業動画だけは、実務で多い価格帯に寄せています。
引用元
動画制作・動画編集の相場・料金を時間別(1分・3分・5分)で解説!外注依頼の費用を抑える方法 – ムビサク
YouTube動画制作・編集の料金と費用相場を目的・時間別に解説【2026年4月最新】 – Lumii
ここで大切なのは、同じ「5分動画」でも中身が違えば値段が変わることです。
見積もりを比べるときは、まず自社案件が「定型の編集案件」なのか、「説明や演出を作り込む案件」なのかを分けて考えると、判断がかなりしやすくなります。
【尺別】1分・3分・5分・10分の動画編集相場

1分以内の動画
1分以内の動画は、5,000円〜50,000円が目安です。
短いので安く見えますが、短尺ほど情報を詰める必要があり、テロップやテンポ調整、見せ方の工夫が多いと一気に上がります。
YouTubeショートや広告向けの短尺は、この差が出やすい領域です。
3分の動画
3分の動画は、10,000円〜80,000円がひとつの目安です。
ただし、社内向けのシンプル編集なら3万円〜10万円、製品紹介やウェビナー編集のように図表や見やすいテロップが入るものは5万円〜15万円に上がりやすくなります。
3分は、いちばん相場差が出やすい長さです。
5分の動画
5分の動画は、30,000円〜100,000円が中心です。
YouTube本編やインタビュー動画でよくある長さで、撮影なしなら3万円〜10万円、依頼先がフリーランスなら1万円台後半〜5万円前後、制作会社なら5万円以上になることが多いです。
10分の動画
10分の動画は、50,000円〜150,000円を見ておくと話がしやすいです。
シンプルな編集なら5万円台で収まることもありますが、長尺になるほど素材整理、字幕量、チェック工数が増えるので、凝った編集では10万円超えが普通です。
公開情報では、10分動画で30万円近くまで広がる例もあります。
つまり、尺は相場の入口にすぎません。1分だから必ず安いわけでもなく、10分だから必ず高いわけでもありません。
短尺は演出密度で、長尺は素材量と確認工数で、金額が動きます。
引用元
動画制作・動画編集の相場・料金を時間別(1分・3分・5分)で解説!外注依頼の費用を抑える方法 – ムビサク
YouTube動画制作・編集の料金と費用相場を目的・時間別に解説【2026年4月最新】 – Lumii
YouTube動画編集の費用相場は?映像編集の委託単価と注意点 – Lancers
動画編集 相場 3分の費用早見表|用途別の価格と変動要因を網羅 完全版 – Digitai Drop
【依頼内容別】動画編集の相場

カット編集のみ
不要な部分を切ってつなぐだけの編集なら、もっとも安い帯です。
10分前後でも5,000円〜15,000円前後から見つかり、公開情報全体で見ると「編集のみ」は3,000円〜50,000円/本くらいが目安になります。
定型フォーマットの量産や、社内で構成が固まっている案件には向いています。
ただし、カット編集だけでも、素材が長い、複数カメラを合わせる、音ズレやノイズ補正が必要といった条件が付くと金額は上がります。
見積もりで「編集のみ」と書かれていても、実際に含まれる作業は確認しておいたほうが安全です。
テロップ・BGM追加
テロップとBGMまで入ると、1万円〜5万円がひとつの目安です。
Lancersの公開記事では、カット・トリミングとテロップ入れが5,000円〜3万円、各種エフェクトまで入ると1万円〜5万円と案内されています。
引用元
ここで見落としやすいのが、BGMは「入れるだけ」で終わらないことです。
市販CDやダウンロード音源を使う場合、JASRACは著作権とは別に著作隣接権の許諾が必要と案内しています。
つまり、音源の選定と権利確認まで含むなら、単純な追加作業より見積もりが上がっても不思議ではありません。
サムネイル作成
サムネイル作成は、1枚1,000円〜5,000円が実務上の中心です。
ココナラのカテゴリ公開情報では1,000円〜3,000円、高品質・作り込みは3,000円〜6,000円、Lancersの発注者向け記事では3,000円〜1万円が目安になっています。
引用元
金額だけ見ると小さく見えますが、法人案件ではロゴ、表記ルール、写真の使い方、ブランドの見せ方の確認が入りやすく、修正の往復で意外と時間を使います。
動画本体と一緒に頼むなら、「何回まで直せるか」を先にそろえておくと進めやすいです。
企画・構成込み
企画や構成まで任せると、相場は一段上がります。LancersではYouTubeの企画・構成が5万〜20万円、ムビサクでは編集+企画が5万〜30万円、VIDEO WORKSの3分動画では編集+企画が5万〜50万円という目安です。
引用元
YouTube動画編集の費用相場は?映像編集の委託単価と注意点 – Lancers
この帯からは、単なる編集費ではなく、ディレクション費が入ってきます。
誰に向けて、何を、どの順番で伝えるかまで整理してもらえる反面、社内ヒアリングや構成調整の時間も乗るので、編集だけの相場と同じ物差しでは比べにくくなります。
【媒体別】YouTube・SNS・企業動画の編集相場

YouTube
YouTube動画の編集は、1本5,000円〜30,000円が基本帯です。
Lancersでは基本編集が5,000円〜3万円、動画幹事でも編集のみ5,000円〜30,000円が目安とされています。
15分以内・素材50分以内で3万円という公開例もあり、定型フォーマットの継続案件なら比較的読みやすいジャンルです。
引用元
SNS
SNS向けの短尺動画は、素材支給のシンプル編集なら1万円〜3万円前後から検討できます。
ただし、広告用に構成、強い見出し、複数パターン展開、細かなグラフィック調整まで入ると、短尺でも5万円〜20万円以上になることがあります。
短いから安い、とは言い切れない領域です。
引用元
企業動画
企業動画は、相場が一段高くなります。VideoWorksでは商品・サービス紹介が10万円〜30万円以上、企業PR・採用系が20万円〜50万円以上、3分の会社紹介動画は30万円〜100万円という目安です。
引用元
会社紹介やサービス紹介は、編集だけでなく、説明の分かりやすさや社内決裁を通す品質が求められるためです。
【依頼先別】フリーランス・制作会社・編集代行サービスの相場

フリーランス
フリーランスは、費用を抑えやすい依頼先です。
公開情報では、5分動画で1万円〜5万円、10分動画で2万円〜8万円ほどの目安が見られます。
直接やり取りできるので話が早い反面、実力差が大きく、担当者に依存しやすい点は見ておく必要があります。
引用元
制作会社
制作会社は、相場は高めですが、品質管理と進行管理が安定します。
3分動画で30万円〜120万円、企業PR・採用系で20万円〜50万円以上という公開情報があり、複数部門の確認やブランド管理が入る案件に向いています。
一方で、編集だけの部分発注だと割高になりやすいこともあります。
引用元
動画編集 相場 3分の費用早見表|用途別の価格と変動要因を網羅 完全版 – Digitai Drop
編集代行サービス
編集代行サービスは、その中間にあるイメージです。
CASTER BIZの公開記事では、カット+テロップ中心のYouTubeが5,000円〜10万円、SNS広告向け動画が2万円〜20万円、企業VPが20万円〜50万円以上という目安でした。
継続投稿や量産に強く、法人契約やセキュリティ面の安心感を取りたいときに選びやすい依頼先です。
引用元
【2025年最新】動画編集代行サービスおすすめ5選!費用相場・フリーランスとの比較・失敗しない選び方を徹底解説 – CASTER BIZ
動画編集の相場が変わる5つの要因

素材尺
完成した動画が同じ10分でも、元の素材が30分なのか、2時間あるのかで工数は変わります。
Lancersの公開例でも、編集後30〜45分の動画は、素材50分以内で4万円、素材70〜120分で5万円と差が出ています。
探す場面が増えるほど、編集時間も伸びます。
引用元
編集の複雑さ
カット編集、基本テロップ、BGM追加は安い側です。
そこに、文字や図に動きを付ける表現、複数カメラの切り替え、色調整、図表の挿入が入ると、3分でも5万円〜15万円、さらに高い帯では15万円以上まで広がります。
VIDEO SQUAREも、編集費はおおよそ5万円〜25万円程度で、特殊効果や3D/CGが入るほど工数が増えると説明しています。
引用元
【2026年最新】サービス紹介動画制作の費用相場を徹底比較!アニメ・実写別の内訳と成功事例 – VIDEO SQUARE
修正回数
修正回数は、見積もり差が出やすいポイントです。
DigitalDropは「2回まで無料、3回目以降は追加料金」のように、修正ルールを事前に書面で確認すべきだと案内しています。
ここが曖昧だと、最初の見積もりが安く見えても、最終的な総額が読みにくくなります。
引用元
納期
短納期は、ほぼ確実に高くなります。
VideoWorksは、動画制作の納期は1週間から3か月程度まで幅があると案内しています。
実際、Lancersの公開パッケージでも、10分以内・7日納期で1万円、モーショングラフィックスを含む14日納期で2万円という例が見られます。
急ぎ対応は、単に早く作る費用ではなく、相手の空き工数を確保する費用と考えると分かりやすいです。
引用元
素材・権利処理の有無
BGM、写真、動画素材、ナレーションを誰が用意するかでも見積もりは変わります。
DigitalDropは、著作権・音楽使用料、素材購入費、管理費が別途発生しうると案内しています。
さらにJASRACは、市販CDやダウンロード音源を使う場合、著作権とは別に著作隣接権の許諾が必要としています。
素材があることと、使ってよいことは別です。
引用元
相場より高い・安い見積もりの見分け方

| 見やすい見積もり | 注意したい見積もり |
|---|---|
| 作業内訳がある | 「動画編集一式」だけ |
| 修正回数と追加料金が明記 | 修正条件が空欄 |
| BGM・素材・権利の扱いが分かる | 権利処理の記載がない |
| 似た実績がある | 実績の方向性がずれている |
| 契約・窓口が明確 | 連絡体制が弱い |
※この見分け方は、DigitalDropの「内訳の明確さ」「修正回数の明記」「実績確認」の案内と、CASTER BIZの「法人契約・セキュリティ・納期安定」の整理をもとにしています。
引用元
動画編集 相場 3分の費用早見表|用途別の価格と変動要因を網羅 完全版 – Digitai Drop
動画制作の依頼相場【2026年最新版】費用の内訳・種類別目安を徹底解説 – Digitai Drop
【2025年最新】動画編集代行サービスおすすめ5選!費用相場・フリーランスとの比較・失敗しない選び方を徹底解説 – CASTER BIZ
相場より高い見積もりでも、企画、進行管理、複数回の確認、複数納品形式、権利処理まで入っているなら妥当なことが多いです。
逆に安い見積もりで危ないのは、「何が入っていないか」が見えない場合です。
特に法人発注では、NDA、請求方法、データ管理、修正フローまで確認しておくと、後で揉めにくくなります。
ただ、安い見積もりそのものが悪いわけではありません。
定型フォーマットの継続案件や、素材と指示書がそろっている案件では、フリーランスや代行サービスで相場より抑えられることもあります。
大事なのは、金額ではなく、条件が見えることです。
AI活用で編集工数をどこまで減らせるか

2026年時点で、AIが得意なのは前処理と初稿づくりです。
Adobe Premiereは、音声テキスト変換、自動キャプション、文字起こしベースの編集、フィラーワード(言いよどみ)の一括削除、シーン編集の検出、スピーチを強調(音声ノイズ低減)、キャプションの翻訳に対応しています。
DaVinci Resolve 20も、AI IntelliScript(Studio版限定)でスクリプトと文字起こし音声を照合し、ベストテイクのタイムラインを自動生成します。
代替テイクは追加トラックに配置されます。
ただし現時点ではスクリプトとの照合精度にばらつきがあり、生成されたタイムラインは手動での調整が前提です。
このため、話者中心のYouTube、ウェビナー、インタビュー、研修動画のように、ルール化しやすい編集では、文字起こし、無音カット、字幕作成、粗編集の工数をかなり減らしやすくなっています。
一方で、
- どう見せると伝わるか
- ブランドとして違和感がないか
- 図解が分かりやすいか
- 公開して問題ない内容か
といった判断は、引き続き人の役割です。
つまりAIは、人を置き換えるものではなく、「時間のかかる作業を任せて、人が考える余裕をつくるための道具」と捉えるほうが実務に合っています。
実際、現在の動画編集の主要ツールで自動化しているのは、字幕作成や粗編集、音声補正、シーン分割といった『前工程』が中心です。
その分、人は「伝わる構成」や「品質の最終判断」に集中できるようになっています。
まとめ

動画編集の相場は、1分なら5,000円〜5万円、3分なら1万円〜8万円、5分なら3万円〜10万円、10分なら5万円〜15万円がひとつの目安です。
ただし、これは編集中心の話で、企画・構成、企業向けの品質管理、権利処理が入ると金額は大きく上がります。
見積もりを見るときは、尺だけで決めないことが大切です。
「どこまで頼むか」「修正は何回か」「素材は安全か」「誰が責任を持って進めるか」を先にそろえると、価格だけでなく、仕事として安心して進められるかまで判断しやすくなります。
よくあるQ&A
Q1. YouTube動画編集の相場はいくら?
A1. YouTube動画の編集だけを頼むなら、1本5,000円〜30,000円が基準です。
Lancersでは基本編集が5,000円〜3万円、動画幹事でも編集のみ5,000円〜30,000円が目安とされています。
企画や構成まで含めると、5万円〜10万円帯に入ることが多いです。
Q2. 3分動画の編集費はいくら?
A2. 撮影なしの編集中心なら、3分動画は1万円〜8万円が目安です。
とはいえ、BtoBのサービス紹介やウェビナー編集では、見出し、図表、動きのある説明が入るため、3万円〜15万円に上がりやすくなります。
企画込みまで含めるなら、5万円〜50万円で見ておくと大きく外しにくいです。
Q3. 安すぎる見積もりは大丈夫?
A3. 大丈夫な場合もあります。
定型フォーマットの量産、素材と指示書が整っている、継続契約で学習コストが下がっている、といった条件なら安く出せます。
心配なのは、内訳がなく、修正回数もなく、権利処理も不明な見積もりです。
まずは「何が含まれ、何が含まれないか」を1行ずつ確認してください。
弘田 朗(ひろた たから)
AIを活用した動画生成やクリエイティブ最適化の実務経験を持ち、スピードと品質を両立させた制作フロー構築を得意とする。特に広告配信におけるABテスト用動画の生成や、ブランド一貫性を担保したAI活用の設計に定評がある。
